青春18切符の5枚目は、前々から一度回ってみたかった銚子駅まで使った。
千葉駅から銚子までは総武線で乗り換えなしで行ける。しかし、千葉から銚子までの乗車時間は、私の最寄り駅錦糸町から千葉までの3倍強と長く、車窓からの眺めもあまり変化がなくて、人によっては退屈するかもしれないと思った。でも錦糸町駅で購入した朝刊をじっくり読んでいると、私には調度よい長さであった。
銚子駅に着き改札を出るとすぐに観光案内所があった。駅舎の中である。今回思っているようなコースをどのくらいの時間で回れるのか聞きたくて入ると、犬吠埼まで30分くらいで行けるとのこと。これなら半日でいろいろ回れそうだ。さっそく案内所の横に併設されているレンタサイクル受付で電動アシスト自転車を一日1500円で借りる。
銚子駅の駅舎はこじんまりした建物だった。
駅前の坂を5分ほど降りると利根川に突き当たった。
これで第一の目的達成。利根川が河口ではどう見えるのかをこの目で確かめたかったのである。この写真で見るより実際の川幅は狭かった。
河口の先はダイレクトに太平洋である。
河口に至るまでに幾つかの漁港があり、日本各地からの漁船が停泊していた。これは獲った魚を一次加工してしまう船だろうか。
次は利根川を離れ銚子ポートタワーに登ってみる。350円。
タワー展望台から鹿島灘に流れ込む利根川を俯瞰できた。
この日は雲が多かったのが残念だが、犬吠埼も見渡せた。
犬吠埼に至るまでに二つの浜を通過する。
こんな波しぶきを見ると、ここは外海なんだなあ、と実感。
海鹿島海水浴場の浜茶屋だろうか。寒々としていた。
犬吠埼灯台。灯台の先に下まで降りていける岩場あり。
今回は岩場も灯台登頂もパスして先を急ぐこととする。
灯台から道を登り銚子電鉄の線路を跨ぐと、案内所で教えてくれた回転寿司がすぐ目に入ってきた。値段は安いとは言えないが、新鮮な魚介類を好みの分量だけ食べられるのはありがたい事だった。女将も人懐っこくて楽しかった。但し今回銚子名物という伊達巻を早めに食べてしまったのは不正解。とろっと甘くてボリュームがあり、魚介類を堪能する前に腹がいっぱいになってしまったのだ。後日ウェブで見ると、「まるでプリンのようです。 デザートとしても満足感が高いでしょう。」とのコメントも発見した。そうと知ってればあとに回したのだが・・・・
次は「地球の丸く見える丘展望館」を目指す。
万願寺という金ピカの中堂がある寺の横の急坂を上がる。
こういう時電動アシスト自転車は助かる。
登攀の途中、南の海上にスポットライトのような日当たりが見えた。こういう輝きって大好きなのだが、写真に残そうとするとなかなか思うように撮れない。
地球の丸く見える丘展望館(350円)の屋上から見えた屏風ヶ浦
屋上には更に木組みの台が設置されていて、そこに上がれば眺望が一層良くなるようにできている。久しぶりに360度のパノラマ写真を撮って楽しんだ。自分は高いところが好きなんだ、と再認識。でもやはり空が青いほうが良いのだった。どういうわけか夥しい数の羽虫が舞っており、建物内に戻ってから服に付いた羽虫を落とすのに一苦労。
急坂を下り屏風ヶ浦の景色を見に銚子マリーナに走る。
借りた自転車は車輪が小さいので、急な下りでも一定以上のスピードは出ず、うまく考えてあるなと感心する。それにしてもブレーキの効きは良くなかった。美瑛でも野尻湖でも、ここでも、「はい、ブレーキ、ちゃんと調整してありますよ」と言われた割に効きが悪かったことを思い出す。場合によっては命に関わる事故にも繋がるのだから、しっかりと調整して欲しいところだ。
銚子マリーナの公園からは何枚もパノラマ写真を撮った。
ここも含め大変風光明媚な景色を堪能できて大いに満足した。
案内所で案内された行程だとここから銚子駅はとても近いのだが、時間があるので来た道をほぼ逆に走って帰ることにした。
外川漁港近くの浜からの景観。
同じ場所から漁港方向
散歩で通りがかった方に記念写真のシャッター押しを頼むと、親切に方向を変えて何枚か撮ってくださり、旅先での人情に触れた思いがして感激した。
成田を離陸した飛行機だろうか。割りと低空の頭上を次々と通過していった。
利根川の河口に戻ると丁度夕映えに巡りあった。
川向こうの家々に赤い光が反射していた。
こうして今回の探訪は大成功裏に終わったのである^^ 欲を言えばもっと青空が欲しかったけど、この時期に強い季節風もなく所期の行程をフルに堪能できたのだから、贅沢は言わないのである。
蛇足ながら、帰りの千葉行きの総武線各駅停車は車中が寒くて参ったことを付け加えておく。下り線との待ち合わせで長時間停車する駅が幾つかあり、日の暮れた外気が開けっ放しのドアから遠慮なく流れこんでくるからだった。行きの電車は「降りたければボタンを押してドアを開ける」タイプの車両で、こんなことはなかったのに・・・・ 懐に余裕のある人で安楽な旅を好む方は東京から特急を使うほうが良いかもしれない。