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2008年4月19日 (土)

民主主義という不思議な仕組み

佐々木毅著 ちくまプリマー新書

読書会の課題本として読んだ。

一つひとつの文章は平易で読み易いのだが、文から次の文へどんどん著者の論点が移っていくので、読み進むのは意外に辛かった。次の文を読んでいて前の文で何が言われていたのかを忘れてしまうからである。しかたがないので何回も前の文章を読み直しながら進まざるを得なかった。

「若い人のための政治入門」という副題が付けられているのは確かにその通りなのだろう。特に強い主張が伝わってくるわけではないが、読みにくいと感じた割りに早く読み終えることができた。読み終わって「苦労したけど、もう読み終わっちゃった。」という感じ。

それにしても著者の一番言いたかった事の一つだろう、民主主義は選ぶ側の責任も重いのだ、という事実に今更ながら厳粛な気持ちにさせられた。と同時に選挙時にあるべきオプションを提示されていないのではないか、という不安・不満も感じざるを得なかった。

またしても「それにしても」の繰り返しであるが、選挙というのは政党間で掲げられるマニフェストを良く理解し、どの候補者の主張が正しいのかを選挙人は良く吟味しなければならないのだと思う。でも現実にはそこまで吟味して投票していないのが情けない。

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