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2008年7月27日 (日)

美しき日本の残像

アレックス・カー著 朝日文庫

数年前に書評を見て購入したが、読まずに放っておいたのを最近読み通した。

読み直し始めて、何故前回放り出したのか良く理解できた。文章が英文の邦訳であるかのように読みにくいのである。今回も読み通すのに難儀した。何回また途中放棄したいと思ったことか。

内容は現代日本から「美しい日本」が急速に消えて行っている、との嘆きが基調。明治時代の雇われ外国人が当時の日本に残された美を讃え、その消え行くさまを嘆いているのに似ている。という事は、明治時代に美しかった日本の何がしかが、この本が取り上げた日本である30年ほど前にはまだ残っていた、という事なのかな、との想いが頭に浮かんだ。

日本がコンクリートと電線と看板に埋め尽くされてしまっている、との著者の嘆きは私も共感するところである。30~40年前には楽しかった国内旅行だが、今では全然行きたくない。何故なら(少なくとも地方都市は)どこに行っても東京と同じような建物で埋め尽くされているか、そこまで行っていなくても同じようなものを造ろうとしているからである。今ではそれより一歩進んで、グローバリゼーションの余波を受け、地方都市が荒廃して行こうとしているのではないか。

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