2012年1月
2012年1月31日 (火)
2012年1月27日 (金)
2012年1月24日 (火)
「神は数学者か?」 - 万能な数学について
マリオ・リヴィオ著 千葉敏生訳 早川書房
この本を図書館で借り最初に読み始めた時、「この本を返却期限までに読み終えられるのかな」と心配になった。割りと小さな活字でびっしりとページが埋まっており、しかも厚みのある本だったからである。この心配は初めの数ページを読み進むまで抱き続けたのだが、しばらくすると、頑張れば読めそうだと思うようになった。数学が苦手で文系に進んだ私でも何とか付いて行ける内容に思えたし、翻訳も割りと自然な日本語だったからである。
著者は巻頭でアインシュタインの「数学は、経験とは無関係な思考の産物なのに、なぜ物理的実在の対象物にこれほどうまく適合するのか?」という言葉を紹介し、「自然科学における数学の不条理な有効性」の世界に誘ってゆく。そしてギリシャ時代から近代にわたる数学の発展を紹介しながら、「数学は発見か、発明か?」という疑問が歴史的にどう考えられてきたかを紐解いている。難しい数式はいっさい登場せず、数学がどのような考え方を発展させ発達してきたかを書いているので、数学に対するあこがれだけで読んでいる私でも、苦労はしたが、読み進むことができた。
但し集合論の辺りは全く理解できなかった。予備知識がないとこのへんは無理なのだろう。字面だけを追い読み飛ばした。
そこを過ぎるとさほど途方に暮れることもなく読了できた。訳者あとがきを読むと、全体を簡潔に要約してあり、これを先に読んでおけば楽だったかな、とも思った。
科学評論の分野の翻訳物なので、多少「これは英語の順番通りに訳しているのだな」と感じる部分があっても文章は分り易かった。作者の文体を残そうとして酷く読みにくい翻訳になりがちな文芸物とはだいぶ違うと思う。
著者は最後に自分なりの結論を述べているがそれはあまり重要なこととは思えない。分かったような分からないような話である。しかしながら、現代、実に多岐にわたる分野で応用されている数学の沿革を歴史的に勉強できたことは成果だったと思う。
表題に出てくる「神」は当然キリスト教が考える神であり、西欧社会で読まれることを念頭に書かれているのは明白である。著者が信仰心を持っているのかどうかは分からないが、宇宙はもともと数学的に作られているのか、或いは人間が自然を論理的に理解するために数学という方便を使っているだけなのか、というふうに読み替えればいいのではないだろうか。
2012年1月18日 (水)
白鵬・稀勢の里戦は名勝負
今日の結びの一番では応援している稀勢の里が白鵬に負けてしまった。
稀勢の里は白鵬相手にコンスタントに互角の戦いをすることのできる唯一の力士だと思う。
テレビ中継ではここ数場所の対戦を何度も繰り返し流していたが、それを見ていると
どの取組でも立合いの一瞬に勝敗を分ける差が凝縮されているなと思った。
一瞬のやりとりで勝負がほぼ決まっている。
まるで剣豪の真剣勝負のようである。それほどに見ている者の心を揺すぶる。
相撲ではどんなに互いの力が拮抗していようと必ず勝負が付く。
引き分けのあるスポーツ、例えば私の好きなサッカーとは対極に位置する競技だと思う。
必ず決着の付く競技であるから、負けることがどうしてもつきものとなる。
そんな中で常に勝ち続けているに等しい白鵬の別格の強さに改めて驚嘆する。
今場所は近来になく面白い。
2012年1月15日 (日)
1/13 浜離宮の早春の花
2012年1月11日 (水)
WPanoramaでパソコンライフが変わった
昨秋、クロスバイクで走り始めたのに伴い、軽くてRAW画像も撮影できるコンデジを使い始めたのだが、その機能の一つであるパノラマ写真を撮り始めた。簡易な撮影方法であるため、写真をデジカメ内で合成する際に写真の継ぎ目に縞ができてしまうのが多少残念だが、それでも広角レンズや魚眼レンズで撮ると生じる歪がなくて私なりに重宝している。
今年になってからふと「せっかく撮ったパノラマ写真なのに、パソコンで全画面表示しても縦方向が小さくて見応えがない。ウェブで見るような、パノラマ写真をスクロール表示できるパノラマ写真ビューワーソフトがあるのではないか。」と思い付き、Windows7で使えるビューワーを探したところ、WPanoramaという英語建てのフリーソフトに行き着いた。
当然ながらすべてのコマンドが英語表示(フランス語も選択できる)だが、だいたいの使い方はすぐ分かった。ファイルを選んでリストアップしスクリーンセーバーにも使え、なかなか便利である。
使っているうちにまたふと、「このソフトは縦長画像のスクロール表示にも使えるのではないか」と思い立った。
私は平素から、撮影する時にほとんど縦位置の写真を撮ってこなかった。フルスクリーン表示をしても横位置で撮った写真より小さくしか表示出来なかったからである。縦位置のを同じ大きさで表示したくて、ディスプレーメーカーのショールームで「正方形のスクリーンはないのですか?」と質問したほどである。
このパノラマ写真表示ソフトは、縦長写真を自動的に縦スクロールしてフルスクリーン表示してくれた。そうして見る縦長写真は迫力がある。横位置の写真より大きな画像として表示できる。おかげで、これまであまり閲覧しなかった写真も頻繁に見るようになった。今後はむしろ縦位置で見栄えがするアングルを探したくなった。 以上
ご存知の方には「今頃気づいたの?」と言われるかもしれないが、まだご存じない方にはとてもオススメです。
1/6 銚子・犬吠埼・屏風ヶ浦サイクリング
青春18切符の5枚目は、前々から一度回ってみたかった銚子駅まで使った。
千葉駅から銚子までは総武線で乗り換えなしで行ける。しかし、千葉から銚子までの乗車時間は、私の最寄り駅錦糸町から千葉までの3倍強と長く、車窓からの眺めもあまり変化がなくて、人によっては退屈するかもしれないと思った。でも錦糸町駅で購入した朝刊をじっくり読んでいると、私には調度よい長さであった。
銚子駅に着き改札を出るとすぐに観光案内所があった。駅舎の中である。今回思っているようなコースをどのくらいの時間で回れるのか聞きたくて入ると、犬吠埼まで30分くらいで行けるとのこと。これなら半日でいろいろ回れそうだ。さっそく案内所の横に併設されているレンタサイクル受付で電動アシスト自転車を一日1500円で借りる。
これで第一の目的達成。利根川が河口ではどう見えるのかをこの目で確かめたかったのである。この写真で見るより実際の川幅は狭かった。
河口に至るまでに幾つかの漁港があり、日本各地からの漁船が停泊していた。これは獲った魚を一次加工してしまう船だろうか。
この日は雲が多かったのが残念だが、犬吠埼も見渡せた。
こんな波しぶきを見ると、ここは外海なんだなあ、と実感。
今回は岩場も灯台登頂もパスして先を急ぐこととする。
灯台から道を登り銚子電鉄の線路を跨ぐと、案内所で教えてくれた回転寿司がすぐ目に入ってきた。値段は安いとは言えないが、新鮮な魚介類を好みの分量だけ食べられるのはありがたい事だった。女将も人懐っこくて楽しかった。但し今回銚子名物という伊達巻を早めに食べてしまったのは不正解。とろっと甘くてボリュームがあり、魚介類を堪能する前に腹がいっぱいになってしまったのだ。後日ウェブで見ると、「まるでプリンのようです。 デザートとしても満足感が高いでしょう。」とのコメントも発見した。そうと知ってればあとに回したのだが・・・・
次は「地球の丸く見える丘展望館」を目指す。
こういう時電動アシスト自転車は助かる。
登攀の途中、南の海上にスポットライトのような日当たりが見えた。こういう輝きって大好きなのだが、写真に残そうとするとなかなか思うように撮れない。
地球の丸く見える丘展望館(350円)の屋上から見えた屏風ヶ浦
屋上には更に木組みの台が設置されていて、そこに上がれば眺望が一層良くなるようにできている。久しぶりに360度のパノラマ写真を撮って楽しんだ。自分は高いところが好きなんだ、と再認識。でもやはり空が青いほうが良いのだった。どういうわけか夥しい数の羽虫が舞っており、建物内に戻ってから服に付いた羽虫を落とすのに一苦労。
急坂を下り屏風ヶ浦の景色を見に銚子マリーナに走る。
借りた自転車は車輪が小さいので、急な下りでも一定以上のスピードは出ず、うまく考えてあるなと感心する。それにしてもブレーキの効きは良くなかった。美瑛でも野尻湖でも、ここでも、「はい、ブレーキ、ちゃんと調整してありますよ」と言われた割に効きが悪かったことを思い出す。場合によっては命に関わる事故にも繋がるのだから、しっかりと調整して欲しいところだ。
ここも含め大変風光明媚な景色を堪能できて大いに満足した。
案内所で案内された行程だとここから銚子駅はとても近いのだが、時間があるので来た道をほぼ逆に走って帰ることにした。
散歩で通りがかった方に記念写真のシャッター押しを頼むと、親切に方向を変えて何枚か撮ってくださり、旅先での人情に触れた思いがして感激した。
成田を離陸した飛行機だろうか。割りと低空の頭上を次々と通過していった。
こうして今回の探訪は大成功裏に終わったのである^^ 欲を言えばもっと青空が欲しかったけど、この時期に強い季節風もなく所期の行程をフルに堪能できたのだから、贅沢は言わないのである。
蛇足ながら、帰りの千葉行きの総武線各駅停車は車中が寒くて参ったことを付け加えておく。下り線との待ち合わせで長時間停車する駅が幾つかあり、日の暮れた外気が開けっ放しのドアから遠慮なく流れこんでくるからだった。行きの電車は「降りたければボタンを押してドアを開ける」タイプの車両で、こんなことはなかったのに・・・・ 懐に余裕のある人で安楽な旅を好む方は東京から特急を使うほうが良いかもしれない。
2012年1月 5日 (木)
「身も心も」 盛田隆二著 光文社
6年前に妻を動脈瘤で突然失った75歳の主人公は、家に籠りがちな父を気遣う息子に勧められ高齢者の絵画サークルに通い始める。そこで男性会員のマドンナ的存在である副主人公に出会い、徐々に付き合いを深めて行くのだが・・・ というお話である。
妻が突然倒れてあっけなく死んでしまう際の出来事の描写や、脳梗塞に陥った状態を一人称的に書いてある部分がとてもリアルで迫ってくるものがあった。誰しもこういう感じで最期を迎えるかもしれないのである。おそらく、自分のものか伝え聞いた体験談を元に書いたのだろうと思う。自分もそういうことになるのかもしれないと思うと余計に迫ってきた。
歳はとっても恋と無縁になるわけではない。しかし配偶者を失ったあとの恋愛は、相続が絡んでくるので一族に警戒されるのも書かれているし、高齢者同士の恋の鞘当てもあるようで一筋縄ではいかないようだ。
高齢者の恋愛物と聞いて、割とプラトニックなものなのかと想像して読んだのだが、そうでもなかったところに驚かされた。これからの時代、こういう読み物が増えてくるのだろうなと思ったのだった。
2012年1月 4日 (水)
1/4 東京スカイツリー異景
秋葉原で8GB570円のUSBフラッシュメモリーを購入後、浅草方面に自転車の進路を向けた。友人の年賀状に載っていた面白いスカイツリーを写してみたかったからである。
雷門の前を通ったが、参道は初詣の人波が凄くて近づく気にならなかった。
吾妻橋を渡りアサヒビールの本社ビルを回ってみたら、こんなふうに見える場所があった。
こんなもんだったかなと思いながら写真を撮っていると、女性から「もっと良く見える場所を知りませんか。スカイツリーがビルいっぱいに写っている写真を見たのだけど」と話し掛けられ、そう言えばちょっと違いそうだと思ったのだった。それで方角的に見ると、隅田川対岸辺りかもしれないと思い吾妻橋を戻ってみた。
反射の像はえらいシュールでアーティスティックに見えた。実に面白い。
走行距離は24.7kmだった。クロスバイクだとちょっと散策するくらい負荷で行ってこられるのが分かった。












































