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2012年3月

2012年3月31日 (土)

争うは本意ならねど 木村元彦著 集英社インターナショナル

副題に「ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール」とある。

近年、読んでいてこんなに激しく心を揺さぶられた本は他にない。東日本大震災という全く別レベルの大惨事を経験した今、この本に書かれているような個人の人生を台無しにしかねない大事件のことであっても相対化して考えざるを得ないのが癪に障るけど、Jリーグは断じて大々的に我那覇に謝罪し、我那覇が私的に支払った四千万円ほどの訴訟費用を肩代わりするべきだと思わされた。それをせず、身内を庇う形で責任を明確にしないばかりか、先輩後輩の温情を優先している様は、いずれ体質の古さとして自らの首を締めることになりかねない。存続の危機をはらみ続けている大相撲を他山の石として組織の透明性を高めなければいけないのではないか。なでしこを含む日本代表の活躍でサッカーファンの目がこちらに向いていないからといって、時間が過ぎればうやむやになると思ってはいけない。財政的困難に常に悩まされながらも地域主導でここまでサッカーを根付かせた功績はまことに大なるものと尊敬するものであるが、この本に書かれているような選手の尊厳をないがしろにするやり方は許されるものではない。

川崎フロンターレで主力フォワードとして活躍し、日本代表の一員としても大活躍するまでになった我那覇があまり試合に出なくなったことを、私は当時あまり気にしていなかった。新聞スポーツ面の小さな記事でドーピング疑惑が報じられたのを目にしては居たが、そのこととあまり試合に出なくなったこととの関係にはあまり注意を向けなかった。サッカーでは選手の新陳代謝が激しく、そういう競争に置いて行かれたのかと思う程度であった。その頃このような冤罪に巻き込まれていたとは知らなかった。

この本ではまず、我那覇の風邪症状治療のため緊急の措置をしたチームドクターのやり方を支持する全Jリーグドクターが立ち上がり、我那覇に課された出場停止処分を取り消させようとする物語を丁寧に追っていく。正しい措置をしたのに不正と言われては仕事にならないから彼らは立ち上がったのである。

しかしどうしても埒があかなくなり、我那覇が潔白であることを証明する手続きのタイムリミットが迫ったため、我那覇自身が立ち上がるよう促さざるを得なくなった。我那覇は自分が何の不正もしていないのに処分を受けるという事態に戸惑いながらも、いずれチームやJリーグが状況を理解してこれまでどおり活躍できるようになるとの想いから、事を荒立てることなく黙々と練習に勤しんでいたのである。状況を知った我那覇は立ち上がり、最終的には「潔白。処分には当たらない。」との判断を勝ち取るのであるが、その間の医師たち、我那覇本人の思いを、この本から是非読み取っていただきたい。我那覇に訴えを思い留まらせようとするリーグ側のやり方は許せない。穏便に済ませようというやり方が見え見えだ。「ここはちょっと我慢してくれ。あとは悪いようにはしないから」という我が国で繰り返されてきたパターンが見え隠れする。そんな中で状況を理解し立ち上がった我那覇は立派だと思う。なぜ彼が立ち上がらざるを得なかったか。その経緯は感動的だ。

現在我那覇はJFLのFC琉球でプレーしているそうだ。あんな事件に巻き込まれなかったら彼はどのくらいJ1で活躍し続けたのだろうか。それは分からないにしても、沖縄のサッカーのため前向きに頑張り続けている彼を心から応援する。

本の最後に、訴訟費用を応援しようと地元で設けられた「ちんすこう募金」の振込先が書かれていた。彼の苦難は経済的には続いているのである。もちろん応募します。彼は一銭たりとも負担すべき問題ではないのだから、変な感じは拭うことができないけど

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白土三平伝 カムイ伝の真実

毛利甚八著 小学館

カムイ伝は何回読み返したか分からないほど愛読した漫画である。今も我が家のどこかに積んであるはずなのだが、この本を読んでまた読み返したくなった。

標題の副題が「カムイ伝の真実」とされているが、べつに読んだらショックをうけるような内容が書かれているわけではなかった。白土三平の生い立ちと、紙芝居作家から始まった漫画家としてのキャリア、主要作品の書かれた時代が作者に与えたであろう影響が書かれていた。自分が読んだ作品を思い浮かべては、「ああこういう背景があってあのような物語が書かれたのか」と考えながら読み進んだ。

白土三平は現在房総の海岸に近い家で釣りを楽しみながら生活しているそうだ。この本の著者はそこに足しげく通いながら白土三平の信頼を得、マスコミ嫌いの作者から話を聞き出している。この漫画家の房総での生活体験は、カムイ伝第二部の要所々々に反映されているらしい。

随所にこの本の著者が白土三平に心酔している様子が伺える。

「マンガはね、食うために始めたものだから・・・・・」と白土三平は繰り返し語ったそうだ。カムイ伝も連載しているうちにどんどん当初の構想から離れていったそうである。こういう話を聞いたからといって、私の中でカムイ伝の価値が下がることはない。

考えてみれば、作者が食えるようになってからのカムイ伝は読者泣かせの漫画であった。第二部の連載はしょっちゅう中断され、忘れた頃その雑誌を覗くと連載が再開されており、しかも私が覚えている最後の回から話が結構進んでいたりした。そんな調子だったので、第二部がいつ終わったのか、どんな場面で終わったのかを知らない。今ウィキペディアで調べたら全集があるようなので読んでみたくなった。それにしても、食うに困らなくなるとこうも横柄な執筆態度になるのか、と嘆きたくならなくもない。でも第三部が始まれば必ず愛読するようになるだろう ^^;

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2012年3月30日 (金)

3/29 新宿御苑へサイクリング

前回の訪問から2週間近く経った新宿御苑へクロスバイクを走らせた。

先ずは途中に寄ってみた永代橋の寒桜

Imgp3334 こういう緋色のカンザクラって好きだ。

Imgp3347 橋の西詰めの大寒桜。東詰めのより咲き進んでいた。

Imgp3352 このお濠沿いに半蔵門に登り、あとは新宿通の一本道

Imgp3393 新宿御苑のシュゼンジカンザクラ。
思っていたより咲き進んでいた。この時期の御苑は足しげく通わないと良い景色を見逃してしまう。もう少し経つとこの先の豪華な枝垂れ桜が開花しそうだった。

Imgp3396 日本庭園の寒桜。前回見頃だった右の寒桜はすでに終わっていた。

Dscf2557 この桜には「オカメ」という札が付いていた。

Imgp3422 新宿門近くの大きな白木蓮が、はや見頃。

Imgp3439 ヒュウガミズキの緑がかった黄色は大好きな春の色だ。

このあとは靖国通り経由秋葉原。新規に入手したK-5用に16GBクラス10のSDHCメモリーカードを1500円弱で購入。神保町の中古CDショップで、最近愛聴している菊池洋子のモーツアルトのSACDを探し出したあとは、有楽町のビックカメラでやはりK-5用液晶保護フィルムを揃える。
なかなか充実した一日を過ごすことができた。走行距離は30.2kmだった。

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2012年3月28日 (水)

3/27 汐浜運河の白木蓮並木と木場公園脇の河津桜並木

Imgp3260 ようやく運河沿いの並木のハクモクレンが開花してきた。

どのくらい開花しているのか見るため、今シーズン初めて遊歩道を歩いてみた。

Imgp3272 Imgp3271 Imgp3281
蕾が開いているものはほんのわずかだった。しかしいつもながら、白木蓮は遠目に白く輝き、近くで見れば花の下部に原初の強い生命力を感じさせる色合いが楽しめる。とても魅力的な花だ。咲いてから数日で花は朽ち始めるので、咲き始めの方が満開の時よりいいのかもしれない。
今シーズンの開花は異常と言えるほど遅かったのだが、歩いてみて驚いたのは全く蕾を付けていない樹が目立ったこと。開花が進めばこういう樹も花を付けるのだろうか。

Imgp3250 こちらは同じ運河の反対岸の河津桜並木

以下は木場公園脇の大横川沿いの河津桜並木の様子

Imgp3325 南北に長い並木、今年は珍しく同時に満開のようだ。この写真は豊木橋から南方向を撮っているのだが、これより北側の並木は葉桜への移行が始まっていた。以下は個別の河津桜。なかなか見たような色合いに写真を残せないのが残念

Imgp3305 Imgp3308 Imgp3320 Imgp3329
赤の濃い株と白っぽい株があるのが興味深い。どちらにも「河津桜」と立て札が立っているし、花の形、葉の出具合も同じだから、河津桜であることは確かのようだ。

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2012年3月27日 (火)

3/25 新座~東所沢ウォーキング

日テレベレーザと世田谷の練習試合が下宿運動公園というところであるのを知り、新座駅から歩いて見に行った。新座からは昨秋平林寺まで歩いたことがあるのだが、この運動公園への距離も地図上同じくらいだったのでどの程度の工程になるか推測できたし、実際にもそのくらいの距離だった。

Imgp3047 昨秋世田谷の試合を見た時、世田谷は長野にボロ勝ちした。しかしこの日の練習試合は0-8で日テレの勝ちだった。素人の私にはどこがどのくらい差があるのか分からないものの、組織的ボール奪取力、攻撃の連動性に差があることは分かった。

試合が終わると、来た道を戻るのももったいないと思い、武蔵野線沿いに歩いていけば次の駅に着くだろうから、と高を括って歩き始めた。

Imgp3090 まもなく梅の木越しに風情のある寺が見えてきた。

Imgp3098 圓通寺というところだった。ひっそりとした良い境内だった。

Imgp3124 更に進むと、遠くにこんな華やかな色彩が見えた。

Imgp3152 農家の庭先の豪華絢爛たる枝垂れ梅だった。

Imgp3155 畑越しに梅の並木を眺めながらのんびり歩く。

Imgp3166 ホトケノザとぺんぺん草が元気に咲いていた。

Imgp3189 東所沢駅方向の雲の形と輝きが綺麗だった。

郊外でのひと駅の距離は都内の間隔の感覚から言うと3駅分くらいだったが、いい運動になったし、思いがけず武蔵野の春の風情を楽しむことができたのだった。

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2012年3月26日 (月)

3/26 近所の白木蓮、河津桜、寒桜を巡回

今日も深川周辺の花の開花状況をチェックしてきた。
Imgp3202 汐浜運河のハクモクレンは爆発的開花の直前と見えた。

Imgp3197 同じ橋の反対側の河津桜並木が見頃になっていた。

Imgp3209 木場公園脇大横川沿いの河津桜は最盛期。

Imgp3227 永代橋の近くでは白木蓮がもう咲き始めていた。

Imgp3240 永代橋東詰めの大寒桜は三分咲きくらいか。

Imgp3239 大寒桜の裏のこの桜は緋桜の寒桜の一種だと思うけど・・・

(追記)後日江東区役所に問い合わせたが管轄外なので分からず残念。今咲いてる桜から考えると河津桜か緋寒桜ではないでしょうか、と推測されたけど、花の大きさ、色、葉の付き方から考えて河津桜じゃないと思うし、あの下向きにベル状の花が付く緋寒桜(寒緋桜とも言うらしい)とも違うような気がする。名前などどうでもいいと思う気持ちもあるが、毎年毎年綺麗だなと思いながらどういう名前の桜なのか分からないのも勿体無く思っている。いずれにせよ緋色の花の寒桜の一種ではないでしょうか

Dscf2529 通りの反対側から見るとこんな感じ

Imgp3242 永代橋西詰めの大寒桜はこんな感じだった。

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2012年3月22日 (木)

3/22 近所の花の開花情報

予報されていたほど晴れず、気温も上がらなかった今日であったが、健康増進のため自転車を漕いで近所の花の開花状況を見て回ってきた。

まず汐浜運河の白木蓮並木。これは驚くべきことに未開花だった。この花は咲いてから一週間ほどで朽ちてしまうから、見頃を逃さぬように頻繁に偵察を繰り返している。

木場公園脇の大横川沿いの河津桜並木は、大横橋南の主たる並木が5分咲きくらいに咲き進んでいた。

Imgp3003 Imgp3005

大横橋より北はほぼ満開 Imgp3010

Imgp3016 木場公園ではヒュウガミズキが咲き始めていた。

Imgp3020 菜の花は相変わらずきれいに咲いていた。

Imgp3029 こちらは永代橋東詰めの大寒桜。木場公園のオオカンザクラと同じくちらほらと咲き始め。これはここの西詰めの株も同様だった。

Imgp3023 これは上の大寒桜に隣接する謎の桜

交番のお巡りさんは「河津桜じゃないかと言ってる人が居る」とおっしゃるのだけど、私には河津桜には見えない。寒緋桜の一種だと思うのだが。

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3/21 東京都薬用植物園へ

アズマイチゲが咲いているとの情報を頼りに小平市の東京都薬用植物園に行ってきた。行きの西武新宿線の沿線でも梅がきれいに咲いていたのだが、園内の梅は見事だった。

11218131 Dscf2492 こういう鮮やかな色がてんこ盛りの風景が好きである。

11218120 クロッカス

11218124 サンシュユ

11218132 節分草が咲き残っていた。

11218140 セリバオウレン。園内のあちこちに「はびこる」感じで咲きまくっていた。しかしながら早春の咲き始めが撮り時なのかなと思ったほど、すでに薹が立ってしまった印象を受けた。

11218209 スハマソウ。これも雪割草と呼ばれるらしい。

11218208 ザゼンソウは珍しい。

11218196 思いがけず咲き始めのカタクリにも出会えた。

11218203 お目当てのアズマイチゲは残念ながらみなそっぽを向いていた。

11218221 鉢植えのフクジュソウがまだ楽しめた。

11218227 これも鉢植えのクリスマスローズ。

たっぷり園内を楽しんだあとは、近くを流れる玉川上水沿いに一駅分散策した。

Dscf2495 この並木道の左を用水が流れている。

Dscf2498 玉川上水駅付近ではこのように川面に降りられた。

都市河川のようにコンクリートで固められていないところが新鮮に感じられた。

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2012年3月20日 (火)

見に行きたかった節分草

去年友人の車で見に行った時には満開とは言えなかったのだが

秩父郡小鹿野町の節分草、下記のリンクを見ると今年の開花は凄いようだ。

これが3月15日だから、これからだと遅いかも。

http://www.town.ogano.lg.jp/menyu/kankou/hanajyouhou.html

今年は寒くて開花が遅れただろうから、その分まとめて開花したのだろうか。

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3/20 どうしたハクモクレン

遅まきながら梅も寒桜も河津桜も咲き進んでいるというのに、白木蓮の開花が遅れていてやきもきしている。梅などは一ヶ月以上遅れたのに比べれば、白木蓮の開花は早い年よりまだ10日ほど遅れているに過ぎないのだが、それでも、こう日差しが春めいてきているのにどうなっちゃってるの?と嘆きたくなる。

写真は本日の汐浜運河沿いの白木蓮並木。花芽の上皮の剥け具合は開花直前の状態になっているのに、一週間近くここから進んでいない気がする。

Dscf2458

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2012年3月18日 (日)

3/16 新宿御苑の寒桜

新宿御苑のサイトを見るとカンザクラが1~4分咲きと記載されていたので見に行った。

私の目からすると、何本も植えられている寒桜のうち早咲きのものはもう見頃、と見えた。

Imgp2852 Imgp2849 左側の大きな寒桜も揃って咲いてくれれば豪快だと思うのだが、右のが咲き終わらないうちに見頃になってくれるのかどうか

Imgp2895 このように咲いてる木は咲いているのだが、レストハウス前のシュゼンジカンザクラは全く咲いていなかったし、例年より開花が遅れているのは間違いない。

他の見頃の花は以下の通りだった。

Imgp2841 クリスマスローズ

Imgp2911 マンサク

Imgp2916 Imgp2924 サンシュユ

Imgp2970 驚いたことに梅は見頃に達していない感じだった。

以下は園内で印象的だった木立を4枚

Imgp2877 Imgp2884 Imgp2938

Imgp2971


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2012年3月17日 (土)

3/14 福富川公園の梅と木場公園脇の河津桜

早春の花散策をしようと福富川公園から木場公園を散歩した。

11148049 福富川公園にて。

思いがけず、見頃になっていたサンシュユに出会えた。

11148052 白梅の花芯を光が通ると梅干し色になって温かい印象だ。

11148059 この梅がこの公園に行く目当てなのである。

11148094 木場公園脇の河津桜並木の開花は相変わらずゆっくりだ。

11148083 この並木にはメジロがたくさん来るので、これも楽しみだ。

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「歴史を変えた火山噴火 - 自然災害の環境史」

石 弘之著 刀水書房

過去の大きな火山噴火がその時どきの社会にどのような災害をもたらしてきたのか、を歴史を紐解きながら紹介している。意外なことに地質学的な解説は常識的な範囲でしかされていなかった。

ポンペイを滅ぼしたベスビオ火山の話は勿論のこと、アイスランドのラーキ火山の大噴火がもたらした災害の大きさも驚異的だった。インドネシアにも大災害を引き起こした巨大噴火が多かった(今でも多い)とは、恥ずかしながらこの本を読んで初めて知った。

日本では1991年の雲仙普賢岳噴火に伴う火砕流で43名が死亡・行方不明になった以外大きな火山災害はないが、それはたまたまこの100年が「ついて」いただけで、遠からず噴火によって大きな被害を受ける可能性が高い、とのこと。あの美しい富士山にも警戒を怠ってはいけないようである。

火山の大噴火では、溶岩、火砕流などの直接の災害に限らず、川をせき止めての洪水、津波も発生することがある。大量の噴出物が大気を覆うと地球規模の低温化を招き、農作物の生育を妨げ、飢饉、疫病の蔓延、それに伴う社会騒乱、戦争まで繋がることも歴史を見ると度々あったようだ。

世界の人口増加のため、これまで人の住まなかった火山の近くまで人が住むようになったので、ひとたび大噴火が起こればこれまでになかったような大量の人命が失われるだろうとのこと。これまでは単なる自然現象であった火山噴火が「大災害」になり得るのである。

読んでいて一番恐ろしいと思ったのは今後あり得る超巨大噴火の話である。約60万年ごとに噴火を繰り返してきたアメリカのイエローストーン国立公園クラスの巨大火山群が大噴火を起こすと、果たして人類が存続できるのかどうか。何しろホモ・サピエンスの誕生以降この巨大火山群はまだ一回も大噴火を起こしていないのである。これまで約210万年前、約130万年前、約64万年前の3回巨大噴火を繰り返してきたそうだが、その噴火が及ぼすであろう大幅な環境変化と長期間の日照不足・気温低下などに、果たして人類は協調して対処できるだろうか。地球史的に、過去に起こった巨大噴火はまた起こりうるのであり、「自分が生きているうちには起きないだろう。」と願うのは誰にでもできることだが、万一起きてしまったらとんでもないことになりそうだ。

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3/13 亀戸の梅を撮り歩く

3月も中旬。幾ら何でももう梅が見頃だろうと思い、亀戸の天満宮周辺を散策してきた。

天満宮境内の梅はようやく見頃を迎えた感じで華やいでいた。

Imgp2767 Dscf2424 Imgp2764

Imgp2798 天満宮脇のカーブミラーを使って記念撮影

Dscf2431 小村井の香取神社に歩く道の花王の工場脇

ウメはこういう佇まいが一番好きだ。

Dscf2434 柳の枝が俄然春めいてきていた。

Imgp2806 香取神社の枝垂れ梅

Imgp2825 狛犬の表情が精悍で迫力あった。

Dscf2446 浅草通り沿いの北十間川からはスカイツリーがよく見える。

公開は5月と聞いているが、一週間ほど前からNHKが定点カメラの映像を流すようになった。さすがの高さからの映像が見られるのはいいけれど、ちょろちょろ流れる感じに映る隅田川以外はまさにコンクリートだらけ。視界のいい時に富士山を遠景に入れるとか、映像に工夫を入れないとすぐ飽きられてしまうのではないだろうか。

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2012年3月14日 (水)

石原慎太郎 「新・堕落論」 新潮新書

大震災のあと「これは『天罰』ではなかろうか」と発言し顰蹙を買った筆者がその後出版した本なので、いい機会だと思い読んだ。これまでも「えっ!?」と思うような衝撃発言を繰り返してきた著者の本を読んだこともないし、おっしゃっていることをきちんと聞いたこともないので、この方に投票した者ではないにしても自分が属す自治体の知事の考え方に触れるのは良いことだと思ったからである。

本は2章構成で、第1章は文藝春秋2010年12月号に掲載された「日本堕落論 このままでは日本は沈む」、第2章は同2005年5月号の「仮想と虚妄の時代 援助交際と純愛」、と既出の文章に大幅に加筆、改稿したものだとのこと。第1章では主に国のこれからの進み方について、第2章ではウェブ社会の広まりに伴い顕になってきた自己喪失と我欲の広がりについて、著者の憂国の情が展開されているように読めた。特に第1章は「自分の遺書として書いた」と断りが入れられているように、切々としたものが感じられた。

読後感想として「読んで良かった」と思った。散文調であちこちエピソードが飛びながら進んでいくことに読み始めは戸惑ったが、慣れた。しかしながら「です・ます調」と「だ・である調」が交互に出てくる文体には最後まで不快感を持たざるを得なかった。これを除けば、難しい用語が羅列されることもなく、何が言いたいのかが分かる文章だった。並べて書くのはちょっとおかしいかもしれないが、丸山眞男や小林秀雄の文章のようにある一定の勉強を積んだ人にしか理解出来ないものではないし、ちょっと難しいなあと思うような部分には著者が親切に解説を入れてくれていた。

「~とすべきです。それをはばむ論があるならそれを淘汰して進むのだ。」という表現が出てきた時は、さすがにびっくりすると同時に「先を読み進むのが大変そうだな」と気が重くなったけど、このやり方が延々と述べられるような部分は他になかった。随分乱暴な言い方だなとは思うものの、リーダーたるものは自分が信じる論を実現しようと思ったら、相手を蹴散らしてでも実現せねばならないこともあるのだろうなと感じたのだった。多数決の原則における少数意見の尊重との兼ね合いはどうなんだろう、ということに頭は向かざるを得なかった。

いろいろ物議をかもす発言の多い方ではあるけど、「知らしむべからず」として大事な問題を表に出さないうちに権力が推進してきたこれまでの歴史を考えると、「お前らこんなことも分からないのか」というような調子であっても、はっきり主張していただけるのはありがたいことのように思う。原子力利用の推進にしろ、近頃の裁判員制度の導入にしろ、国民に直接影響を与える重大な事柄が、多数派によって半ば暗黙裏に進められてきたことをとても不愉快に思っているからである。毛嫌いせず主張に耳を傾け、じゃあ自分はどう考えるのか、どんな党派を支持するのか、を考えたらいいと思う。

ここで残念に思うのは、重要な問題に関し選択肢が提供されていないことである。選挙で不利になりそうでも将来に禍根を残さぬために必要な政策がある。それを推進しようとすると党内から人気取りの分派行動が出る。野党の中にも単なる反対ではなく建設的に議論しようとする議員が居るのだが、党としては結果として揚げ足取りに終始してしまっている。解散・選挙より政界再編のほうが先に必要なのかもしれない。そして何より、右肩下がりの国で生活していかざるを得ない選挙民の自覚と覚悟が要請されていると思う。

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2012年3月13日 (火)

3/12 木場公園脇の河津桜並木開花状況

久しぶりに晴れたので、木場公園脇の大横川沿いの河津桜(カワヅザクラ)並木を偵察してきた。テレビやウェブで紹介されている本場河津の綺麗な開花状況に刺激されたのである。

しかし木場では未だに開花はあまり進んでいないのだった。

私から見ると、豊木橋より北側で四分咲き、南側で二分咲き、メインの大横橋から南側は何と未開花!

Imgp2711 豊木橋から北の並木

Imgp2723 日照に恵まれず残念だった。

Imgp2703 Imgp2727 豊木橋と大横橋の間にて

Dscf2395 大横橋の南側にて

Imgp2731 随分前からちらほら開花してきたユキヤナギだが、ここでも徐々に待ち切れない花の数が増えてきていた。

Dscf2393 因みに、同じく本日偵察した汐浜運河の白木蓮並木の様子はこうだった。ぼーんと派手に花を付ける日も間もないことだろう。

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2012年3月 8日 (木)

3/7 アルガルベ杯決勝なでしこ3-4、ドイツに敗れる

せっかく決勝まで勝ち上がったのに負けてしまったのは残念だが、今回の大会を通じて考えればアメリカに90分で勝つという金星を挙げられたし、控えの選手層をどんどん使ってチャンスを与えることもできたのだから、十分な成果を上げたものと祝福したい。何と言っても最終戦までどこかに負けないで決勝を迎えられたのは凄いと思う。これでアメリカにもドイツにもワールドカップの優勝がまぐれではなかったことを見せることができたと思う。ワールドカップでは防戦一方だったのに今回は堂々と攻め合っていた。ドイツに負けたのはまさに体格の違いに訴えられての失点が決勝点になったので、現時点ではどうしようもないんじゃないのかと思ったのだった。

これからもなでしこの国際試合を楽しみにします。

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2012年3月 6日 (火)

祝 なでしこ、アメリカ代表を破る

アメリカはやはり強かったが、W杯決勝の試合より今回の試合のほうが試合をコントロールできていたように見えた。選手に自信が生まれているからだろうか、パス回しにも前回より余裕が出ていて、うまく攻撃に結びつけていたと思う。特に序盤は決定的なチャンスを立て続けに作るなど、澤が居ないのに凄いな、と感心しながらテレビ観戦したのだった。

これでシュート力があったら凄いことになるだろう。せっかくキーパーと一対一になっても、繰り出すシュートがロングパス気味のふわふわシュートでは、よほどシュートコースが良くない限りキーパーに軽くキャッチされてしまう。

これに比べるとアメリカのキックは男並みだ。あそこまでは無理としても、日頃からボールの芯を鋭く蹴る基本練習に力を入れるべきだ。

アメリカの猛攻を受けた後半は2点くらい入れられてもおかしくなかった。必死の守備で首の皮一枚守り切った感じがする。相手が決定機でシュートを外したのも懸命に守って相手に余裕を持たせなかったからだ。それにしてもアメリカはキック力に加え最終守備陣を突破する時のダッシュ力が凄かった。決勝で対戦することになったドイツも同じようなフィジカルの強さがあるから、どのくらい防ぐことができるのか、注目したい。

途中交代で入った選手の中で目立ったのは今回も宇津木だった。状況判断の速さ、処理の的確さ、鋭い動き。守備陣の層がぐっと厚くなった感がある。

澤の代わりに入った田中は状況判断のスピードに不満あり。

決勝点を上げた高瀬には攻守両面での更なる献身を望む。

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2012年3月 5日 (月)

「知的余生の方法」 渡部昇一著 新潮新書

これからの人生をどう過ごすか、について考える事はとても重要だといつも思っているので、余生を送る上で付き合いたくないのはこれこれのような人、という部分が日経のコラムで引用されていたこの本を読むことにした。

教養至上主義のような面が鼻に付き、何かと言うとすぐ語源の講釈からあるべき考え方を説く進め方には好感を持てなかった。

しかし、こういう考え方もあるのだと参考になる点がたくさんあった。私も私なりの「道」を極めなければ、という気持ちも起こしてもらえた。

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2012年3月 4日 (日)

3/3 赤塚植物園へサイクリング

最近では珍しく晴れたので、思い切って板橋の赤塚植物園まで自転車を走らせた。

デジカメはオリンパスE-520に140-600mm相当の望遠ズームを付けていった。

最短経路となる川越街道に入るには池袋で一部自転車を押し上げなければならないので敬遠し、巣鴨から中山道で遠回りした。志村坂下の辺りで迷子となり若干時間をロスしたが、2時間ちょっとで着くことができた。

11037994 節分草

11038007 セリバオウレンが期待以上に咲き揃っていた。

11038017 11038023 暗がりのためISO400で撮影

11038002 11038004 園芸種と表示された雪割草

11038031 椿もどんどん咲き出しているようだ。

11038038 資料室では園芸種の雪割草が展示されていたので嬉しくなった。

この植物園ではすぐ足元に可愛い花が咲いていたので、1mほど離れないとピントが合わない今回のズームレンズはちょっと持て余した。みなじわじわと後退しながらの撮影となった。

帰りは川越街道をひたすら東進。春日通り経由、神保町のコーヒーショップで休憩するまで一気に走り続けたのだが、久しぶりに走るにしては欲張り過ぎたようで、脚にかなりの疲労を覚えたのだった。走行距離は47.4kmだった。

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3/3 ゼロックススーパーカップ

今年のゼロックススーパーカップはJリーグ優勝の柏レイソルと天皇杯優勝のFC東京の間で争われた。力のこもった熱戦だった。ややもすると開幕前の腕試しくらいの真剣度しか見られないゲームになり勝ちだったと記憶しているのだけど、この試合は両チームとも「タイトルを獲る」気持ちを前面に立てていた。こういう試合だと、寄せ集めの選手で戦われる代表選より面白い。何しろこちらの方はいつも一緒に練習してコミュニケーションが取れているはずだから。

レアンドロ・ドミンゲスの突進は胸のすくような爽快さを与えてくれる。世界レベルのプレーを出来る選手だと思う。

石川の突破とシュートには「これぞサッカー」というべき美しさ、楽しさがある。

これからは毎週サッカーの試合を見られるのかと思うと楽しみだ。待ちわびていたサッカーシーズン開始を心より歓迎する。

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2012年3月 2日 (金)

アルガルベ杯第二戦 日本、デンマークに2-0で勝利

半分は控えの選手で始まったこの試合だが、それでもデンマークに押される展開にはならなかった。なでしこのレベルが高いからなのだろうか。

この日出場した控え選手の中で一番目立ったのは緒戦と同じく宇津木だと思う。動きに切れがあり判断も早い。相変わらず切れが欠け判断が遅いと思って見ていた高瀬は後半に「強さ」という自分のストロングポイントを見せ、これまでになく見所を作った。代表チームで経験を積み一皮も二皮も剥ければひょっとすると、と思わされた。そのほかでは、注目の京川も含め、「これはっ!」と思わせるようなプレーを見せる控え組は居なかったように感じた。

終盤だけ出場した永里と川澄のレベルはやはり高かった。特に川澄にボールが渡ると試合のテンポがぐっと上がる。その加速感が何とも言えず気持ち良かった。

終盤、リードされたデンマークがプレッシャーを掛けてくる中で見せた熊谷、岩清水の判断、的確なパス回しとボール保持能力にも感心させられた。

さていよいよ次はアメリカが相手。二度も続けて金星を供給してくれるとは思えないけど、どんな試合になるのかとても楽しみだ。監督はどんな意図を持ってどんなスタメンにするのだろうか。

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2012年3月 1日 (木)

なでしこ 2-1 ノルウェーを破る

ポルトガルで始まったアルガルベ杯の初戦をテレビ観戦した。

代表戦と言っても後半はじゃんじゃん両チームとも選手が交代し、いかにも練習試合という色合いが強くなった。勝負というより力試し、或いは実力養成に重きを置いている感じ。こんな練習試合まで生中継されるようになったのだから、W杯優勝の神通力は大したものだと思う。なでしこファンの私にはありがたいことである。

それでも試合に負けたらなでしこの評判は落ちただろうから、勝てて良かったと思う。

日頃出番のない選手を見られたのだが、怪我の岩清水の代わりに先発した宇津木の他はいいところを見せることなく試合が終了したように見えた。控え同士だから連動的な動きは影を潜めたし、かと言って個人技で相手を圧倒するようなチームでもない。

この中継の前に男子代表による日本対ウズベキスタンも見ていたのでいささか目が疲れたけれど、いよいよサッカーが始まったんだな、と嬉しくなったのだった。

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