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2012年7月

2012年7月29日 (日)

「テルマエ・ロマエ」

理屈抜きで面白かった。バカバカしいけど大変楽しめた。ちゃっちい作りだってジョークの一種と思えば笑える。さすがに漫画の世界である。

一体あれだけの外国人をどこで撮影したのだろう。

全編を通して流されるイタリア・オペラの名場面の大ボリューム音響も楽しめた。オペラはあまり好きではないので聴くことが少ないのであるが、こんな場所で(ユナイテッド・シネマ豊洲)こういう音楽をこういう装置で聴けるとは思ってもいなかった。

がんがん鳴り響くオペラ名場面集に混じって、フランスの作曲家フォーレのラシーヌ讃歌の静謐な合唱が流れてきたのには少なからず驚かされた。映画製作者側で音楽を担当された方はなかなか洒落た選曲をしたものだと思う。

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2012年7月24日 (火)

「ちばてつや」 河出書房新社

漫画家生活55周年記念号、と副題の付いているこの本、実はひょんなことから図書館で借りたのである。その時図書館に行ったのは、長い予約待機期間の末借りられた「資本主義が嫌いな人のための経済学」という翻訳モノを読み進むことができなくなり、返却するためだった。正確で適切そうな訳語が付されていたのだが、どうやら著者が英語で言っている語順に忠実に訳されているように思え、研究者がゼミで輪読するような本であり、素人が見識を広めるため程度に読むにはきつすぎると思わざるを得なかった。

その本を返却して、珈琲店で読むのに一冊何かないか、と漫画コーナーを眺めていたらこの本が目に入ってきて借りることにした。

弟であるちばあきおのことが読めたことは大いに嬉しかった。「キャプテン」「プレーボール」の愛読者だったからである。早逝されていたとは知らなかった。残念である。

今をときめく売れっ子漫画家がこぞって55周年に賛辞を寄せており、この漫画家の影響力の大きさを改めて知ることとなった。その賛辞を読むとそれぞれの漫画家の個性も浮き彫りにされているのが面白かったし興味深かった。

ちばてつやはこれまでも何回かテレビに姿をお見せになっていたのでどんな印象の方かは知っていたつもりだったし、この本を読んで浮き上がってくる人間像もその印象通りの方だった。真面目で誠実、努力家、人に優しい。この世代の大漫画家の多数がそうであったように、生活の必要から必死に書き続けて現在のステータスを得たこともよく分かった。しかしこのような立派で円満な人格者であることにどことなく物足りなさを感じないでもなかった。少なくとも天才肌の方ではないようだ。それでも作品には天才的なもの(登場人物の表情・人柄、構成力・・・・・・)を感じざるをえないのだから凄いと思う。相当苦労しながら作品を生み出されたようである。

大ヒット作「あしたのジョー」についてたくさん触れられているのは当然なのだろう。学生に与えた影響では「カムイ伝」と並ぶ作品だったのだと思う。しかし、殴り合いの喧嘩などしたことのなかった私には「あしたのジョー」は凄惨すぎて読めなかったし、今でも読んでみようという気になれない。この本ではこの漫画に大きく影響されたのちの作家の漫画シーンのこともたくさん紹介されていた。

ご本人の大陸からの引き上げの模様を描いた「家路 1945~2003」という20ページほどの作品が収録されており、これは多くの人に是非読んでいただきたい作品だ。こういう歴史は嫌でもどうしても知っておかなければならないことがらだ。短編なのでさっと読める。しかも一巻の書物のような情報量が含まれていると思った。

終盤に掲載されている横綱白鵬との対談もちばファン、大相撲ファンには必読に値する。こういう人が「のたり松太郎」を書いていたのなら、漫画があれだけ面白かったことにも頷けるのであった。「のたまつ」ちゃんと読んでいないので単行本を買わなくてはいかんかな。

因みに私が好きだったちば漫画は「ちかいの魔球」、「紫電改のタカ」です。

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2012年7月20日 (金)

7/19 不忍池のハス偵察サイクリング

不忍池のハスの最盛期を見逃したくなくてウェブでのチェックを欠かさないこのごろだが、健康増進を兼ね、偵察サイクリングを実施した。永代通りから昭和通りに入り秋葉原の手前から中央通りに入るコースで簡単に上野に到着。

K_5_4272 蓮は情報通り池の不忍通り側での開花が一番多かった。多かったと言ってもこの程度。ここのハスはピンクというよりエンジ色っぽいと思う。

K_5_4269 そんなところでの一枚。望遠でないと届かない。

K_5_4285 これは中の島の寺の脇で。

K_5_4289 広小路側で。蕾もまばらだった。

帰りは浅草に回り吾妻橋から本所辺りをうろうろ。何年か前にこの辺で合歓の木が咲いているのを見たことがあるので探したのである。しかし見つからなかった。
以下は帰りに寄った木場公園にて。

K_5_4299a K_5_4315a K_5_4308
真ん中のはエキナケア・プルプレアと教えていただきました。どんぐりさんありがとうございました。

帰路では最高気温35.1度を記録していたらしい。確かに暑いには暑かったけど
日焼け対策で着用した長袖薄手の速乾性インナー一枚きりというウェアーは存分に風を通し、快適であった。汗かくとべたつくので嫌いな日焼け止めクリームであるが、その効果は絶大であると認めざるを得なかった。

走行距離22.0km、使用デジカメはK-5 + Tamron 18-250mmズーム

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2012年7月18日 (水)

7/16 葛西臨海公園へ

友人からここへ行けばコアジサシの漁を見ることができるとの情報を得て、午前の早い時間帯を利用して走って行った。走行経路は、清砂大橋で荒川を越え、川沿いのサイクリングロードを南下、荒川河口橋をくぐり河口から公園に回り込むコース。

K_5_4180 大変南風が強かったおかげか、この時期にしては珍しい富士山。

K_5_4190 鳥さんの居るなぎさに入ろうとしたら開場は9時からとのことで
門が閉まっていた。仕方なく脇に咲いていたヒルザキツキミソウを撮り時間を潰す。

K_5_4205 なぎさには大勢の子供連れが
プライバシーを犯さぬよう誰だか判別できない写真のみ掲載しているつもりです。
あまりにも美しい光景に、自分にもこういう時期があったことを懐かしく思い出す。

K_5_4206a さてコアジサシだが、付けていったズームレンズでは
はるかに届かず、切り抜いてもこの程度しか見えない。早々にこれは諦めた。

K_5_4217 子供の頃は河川、湾岸の汚染がひどかったので、今の
こういう光景を目にすると今昔の感を感じざるをえない。そう言えば江戸川河口に近い
ここの線量は大丈夫なのだろうか。

K_5_4225 人工浅瀬の向こうにはまだ富士山が

K_5_4226 シューズ越しにではあったが、砂浜のふんわりした感触がとても心地良かった。あのとてもとても強い南風がなければもっとゆっくりしたかったのだが、往路と同じ経路で帰る。
荒川土手のサイクリングロードはかつて経験したことのない追い風を受けた。幾らでもスピードが出そうだったが、散歩している方々や買い物自転車の方も多いのでそんなことはとてもできなかった。走行距離は24.0kmだった。

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2012年7月17日 (火)

7/17の夕空

きれいという夕空ではなかったけれども、険悪な感じのする、迫力のある空だった。

嘘だろうと思われる色彩、これ、結構私が見た空の色に近い。

11178512 11178514

E-520 + 9-18mm広角レンズで撮影

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7/16の夕空

この目で見た夕空とは少し違う気がするが、なにしろ雲の上の青空がやたらと澄んでいたのが印象的だった。

K_5_4262 K-5で撮影

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2012年7月15日 (日)

7/13 早朝の散策でマクロ撮影

早朝に目が覚めたので、暑くならないうちにちょこっと近所を回ってみようと、望遠マクロレンズ(F2.8 100mm)を装着したK-5を持ってクロスバイクを走らせた。この季節に一度はネジバナの超クローズアップ写真をものにしたいという希望があった。確か有明テニスの森のコートサイドにたくさん咲いていたはずだし。

まずは潮見の南端の集合住宅入口に合歓の花があったはずだ、と行ってみたら、合歓の木自体が見当たらなくなっていたのは残念でした。

隣接する公園でアカバナユウゲショウとアガパンサスを撮影

K_5_4114a K_5_4117

K_5_4120a この公園脇の歩道ではツユクサが。

K_5_4137 辰巳の森海浜公園のブッドレア

K_5_4140a K_5_4144a このたぐいは菊の仲間として認識。

K_5_4153 辰巳の森緑道公園脇のムラサキツユクサ

K_5_4154a これは緑道公園内だったか。長い名前の雑草で一度は
記憶したことのある花だけど、名前は忘れました。 → オオヘラバコと判明
あまり長い名前ではなかったです。いまさん、ありがとうございました。

そして同公園内のちょっと盛土してあるスペースでネジバナを発見。

K_5_4158 K_5_4157a 私にしては良く撮れたほうです。

K_5_4167a 休憩していたベンチからカタバミを撮っていたら昆虫が入ってきた。

ネジバナを撮れたことで安心したのか、テニスの森に行くことを失念して帰宅した。
走行距離8.9km。写真は適宜トリミングをして被写体を大きく見せてます。

アカバナユウゲショウのもっと気に入っているクローズアップをflickrに載せましたので、
宜しかったら左のリンクから覗いてみてください。縦横1,000ドットくらいで掲載してます。

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「人は死なない」 ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索

矢作直樹著 basilico

図書館の人気図書のようで半年から一年くらいの間予約待ちし、ようやく読むことができた。
しかし読み終わることができなかった。

現代医学をもってしても分かっていない分野はいくらでもある。その例を挙げながら著者が体験した、現代医学の常識ではとても理解できない症例でその不思議さを紹介していた。
医学の専門用語が多く使われているのは仕方がないと思ったが、話題があちこち飛ぶ上に、読んでいても著者がどういう文脈の中で今読んでいる部分を書いているのか、という目安が立てられなくて難渋。もう一冊借りていた小澤征爾・村上春樹の対談本が面白くてそちらに夢中になった結果、こちらは貸し出し期限が間近になっても読了の見通しが全く立たず、あえなく諦めて返却することとした。

無念だが、自分には無理な本を無理して読み通す癖のある私には、このような諦め方をすることだって読書生活を楽しくするための方便ではないか、とも思う。

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2012年7月14日 (土)

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」

小澤征爾X村上春樹 新潮社

(以下、敬称略)

大変大変面白い対談本だった。こんな楽しい対談の本は久しぶり。あのワクワクする成功体験本「ボクの音楽武者修行」より素晴らしい本だと思った。「ボクの・・・」の方は成功の階段を駆け登る青年音楽家の楽天性というか、一途に努力するに連れどんどん音楽家としての地位を確立していく様子が一気呵成に書かれていたと記憶しているけど、今の小澤征爾はその頃の人好きする性格を残したまま大家となり老境を迎えられているようだ。また、今回のこの対談では村上春樹の鋭い?質問により、音楽家としての知られざる面が次々と現れてきたので、飽くことを知らず読み終えることができたのだった。小澤征爾の側にも「語っておきたいこと」があり、随分突っ込んだ話にもポンポン答えている。

折しもこの本を読み終えた頃、丁度FMでルッソのStreet Musicという曲が小澤征爾の指揮するサンフランシスコ交響楽団の演奏で流れていた。この本で言うと、彼がレコード会社の持ってくる企画を断ることなど思いもよらず、どんどん引き受けていた時期に当たる。この演奏はハーモニカ、ピアノの独奏者の良さが際立った感があるにせよ、さすが小澤征爾と思わせられたと同時に、彼の売り出し中の録音だったのだと感慨深く楽しめた。

村上春樹は巻頭で自分は音楽の素人であるが、と書いているけど、少し読めばすぐに只の素人ではないことが濃厚に感じられた。少なくとも音楽を聴くということに関してははるかに素人の域を凌駕している。聴きためたLP、CD、DVDの類の量は半端でないことがうかがわれた。私は彼の作品を数作を覗いて「こりゃ読めんわ」と放り出した末に、ついに「1Q84」を夢中で読んだ程度の読者であるけど、1Q84の中で主人公がヤナーチェックのシンフォニエッタを思い起こす場面があったのをよく覚えている。普通こんな曲名を出されてもどんな曲だか分からない曲だ。私もこれを読んだ時、曲が頭に浮かんで来なかった。現代詩で訳の分からない語彙を使って独自のイメージを組み立てようとするのをよく見るが、これと同じようなことをされた気がしてあまり愉快ではなかったことを思い出す。そんなイメージを持って手にしたこの本で、私は彼の誠実さ、人間性を感じることとなった。特に大病を患った小澤征爾の、休むことを知らぬ活動ぶりにハラハラしている様子はビンビン伝わってきた。彼と小澤征爾の関係の良さに起因すると思うのだが、とても親密で建設的な対談になっていると思った。作家の視点からの話の掘り下げ方にも感心した。良い音楽を愛し大切に思っていることも良く分かった。勝手な希望ながら、小説書くのを止めて音楽に関する文章を専門に書いていただきたいくらいに感じたのだった。

最後に、読んでいて一番愉快だった部分を引用させていただく。

村上 「・・・・・コネもなくひょいと外国に出て行って、ニューヨーク・フィルとかシカゴ交響楽団を指揮し、自分の世界を提示して、外国の聴衆を強く惹きつける。一人の無名の若者になぜそんなすごいことができたんでしょう?」

小澤 「それはね、やはり僕が若いうちから、斎藤先生にみっちりと叩き込まれたからです」

村上 「でもそれだけじゃないでしょう。斎藤先生の弟子全員が、小澤さんみたいになったわけじゃないから」

小澤 「・・・・・そういうのは、自分じゃちょっとわかんないなあ」

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2012年7月 5日 (木)

7/4 千葉公園の大賀ハスを鑑賞

下記の千葉公園の開花状況のサイトでもう最盛期と知り、総武線で千葉へ。
http://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/chuo-inage/ogahasu-kaika2012.html

K_5_3938千葉駅から公園までは徒歩10分ほど。これは途中で咲いていたアガパンサス。これを見るたびに、名前を教えてくれた清一郎さんを思い出す。

K_5_3949 K_5_3968 今回気付いたのだが、咲きたての大賀ハスは実にピンクが濃くて、特に日を浴びるとえも言われぬ色彩の「場」を作り出す。そんな色彩の冴えを写真に残したくて随分何枚も撮影した。次の二枚は何とか雰囲気の一端を伝えられているかなと思う。どうでしょうか。

K_5_4015 K_5_3970001

いつものような写真もたくさん撮影。以下はその中からの2枚です。

K_5_3972 K_5_4016

K_5_4061 蓮田を離れ、池の対岸から名残を惜しむ。

K_5_4078 公園の出入り口のクレオメがなかなか見事だった。

このあとは千葉駅に戻り、去年90度違う方角に歩いてしまい炎天下の行軍になったことへのリベンジとして、今度こそ、の想いで京葉線千葉みなと駅を目指して歩き始めた。前回は千葉モノレールが千葉駅から3方向に伸びているのを失念し、千葉公園から見える高架線を単純に辿って東方向の県庁に向かってしまったのだ。今回は慎重に街角の地図を確認してそごうを突っ切り、無事に正しい方向に歩くことができた。
以下は市庁舎と千葉みなと駅の間にある港公園にて撮影。

K_5_4100 K_5_4106

K_5_4099

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2012年7月 3日 (火)

「CDでとてもとても得をしたお話」

数カ月前から立ち上げているAmeba blogに新しい記事を掲載しました。
音楽CDに纏わる話です。
http://ameblo.jp/takacci48/entry-11293541919.html

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2012年7月 2日 (月)

7/2 青海地区散策

ちょっと前のことだが、写真を見ていたら意外に気に入ってきたので掲載です。

日差しが強くなってきたので、最近日中にサイクリングすることが減ってきた。日に焼けると赤くなり、あとでぽかぽかと暑いのが苦手なのである。しかし運動不足になるとこの日のように陽が傾いてからのこのこ出掛けることがある。

K_5_3892 青海コンテナ埠頭の船越しに羽田を離陸したばかりの飛行機が右旋回をしている。それなりのスピードが出ているので大丈夫なのだけど、このくらいの距離から見るとゆったり回っているように見え、失速しやしないかとハラハラする光景だ。

まだ夕空には早かったので暁ふ頭公園に行ってみた。
途中の直線道路、混んでいる時はコンテナ車でごった返す道なのだが、この日は運良くガラガラ。思いがけず(熟年の)全力走行ができ、とても爽快な気持ちになれた。
因みに私の全力走行は時速35kmくらいです。強い追い風で前段をトップに入れるほど加速のための距離が取れればあと数キロは出るかもしれないが、いかんせん脚力が足りずバランスが悪くなるので、危ない真似はしないことにしてマス (^ ^)>

K_5_3903 釣り人や野外活動の若人を横目に、普段は使う機会の少ないフィッシュアイを使ってみた。

K_5_3917 日没に合わせコンテナ埠頭に戻り、こういうのを飽きるほど撮影。

K_5_3929 ほぼ日が暮れた水上バスのターミナル付近にて

K_5_3934 豊洲埠頭では黒くなった雲のうしろに暮れなずむ夕空

走行距離は21.6kmだった。

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