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2012年9月19日 (水)

「弱い日本の強い円」 佐々木融著 日経プレミアシリーズ

新聞広告から本の存在を知って是非とも読んでみたくなり、幸いにも図書館に所蔵があったのでさっそく予約したのだが、順番が回ってきたのはたぶん半年から10ヶ月経った後だった。誰もが知りたい外国為替市場の、出版当時最新の解説として、人気が高かったのは当然だろう。

出版からそれだけ時間が経過して読んだにもかかわらず、もう古いんじゃないのと思うような内容では全くなかった。これはありがたいことだった。出版業界の方々には申し訳ないが、本が出てすぐに買わないと内容がタイムリーではなくなってしまう、という類の本ではなかったからである。為替相場の基調が出版当時と現在でさほど変わっていないということかもしれない。

さて読み易さであるが、最初に「あれっ、よく分からないぞ」と思ったところですかさず、「この話は若干複雑なので、理解できなければ、そのまま先に進んで頂いても為替相場の基本的な理解に影響はない。」と書かれていたのに接し大いに気を良くした。しかし次の分からないところから以降はノーフォローだった。少なくともチャートを示しながら丁寧に解説を心掛けていただいていることが重々理解できたものの、金融界では常識なのだろうことであっても、何を言っているのか分からないところが多々あった。やはり素人には無理か。図書館の返却期限も迫ってきているし、もうギブアップするか、と思うこと数度。しかし読み終えてみると著者の言いたいあらすじはよく理解できたように思えた。途中のモヤモヤっと分からない部分は、読者の知識レベルに合わせ流し読みしても問題無さそうである。

日本は弱体化しているのだから円が為替相場で安くなるのが当り前だろう、と私は考えていたのだが、少なくとも今の局面で、そういう理屈で相場が決まっているのではない、ということがよーく分かった。いやー、いい勉強になりました。

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