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2016年9月 9日 (金)

山古志村の執念

小千谷の先輩の案内で、12年前の中越地震で大きな被害を受けた山古志村を訪れました。そこは小千谷の平地から細い山道をかなりの距離、くねくねと走り上がった深い山中の村でした。

今でこそ普通に走れたその山道は良く整備されていましたが、震災であちこちが崩れ、ズタズタの状態だったとのことです。

山間地で起きた強い地震で、普段はチロチロと流れる山の小川が崩れた土砂で堰き止められ、集落に多くの被害が出ました。でもこの12年で傍目には殆ど分からないくらいまでになっており、自動車で通過するとそういうことがあったことに気付かぬくらいでした。自治体の援助は勿論あったでしょうが、住民の方の熱意が無ければ出来なかったことだと思います。

次は現在でも残されている災害の痕跡です。

この谷あいの民家、普通の家に見えますが土台がありません。

P9027054 堰き止めによる洪水で土台から浮き上がり、別の場所に着地?したらしいです。エアコンの室外機が付いたままですが、もちろん現在は人が住んでいません。

P9027055 道路わきに立てられた石碑
復興に掛けた村民の執念が彫り刻まれているかのようでした。

P9027056 地産品も扱う震災復興資料館が傍らにあり、新鮮で超お買い得な農産物も魅力的でした。私はピーマンに似た形の神楽南蛮をフィーチャーした神楽南蛮味噌を土産に持ち帰り、家族から絶賛に近い好評をいただきました。

次は手掘り隧道の紹介です。

P9027053 ちょっと普通より小さいトンネルですが、昭和8年から16年かけて人力で通されたトンネルなのです。この日は途中までしか入れなかったものの、一キロ弱先のあちら側まで、今でも歩いて行けるそうです。

この地に住む人々の執念が、次に掲載する立て札を読むと伝わってきます。
P9027050 感動ものです。是非ご一読あれ。

P9027051 右は掘削当時の記念写真
左はこれをモデルにして制作された映画のポスターのようです。

トンネル内は外の真夏の暑さを吹き飛ばす冷気に満ちていました。

山古志村と言えば角突き牛による闘牛も有名。今でも開催されているようです。
凄い村だ、と圧倒されずには居られませんでした。

(E-P3 + 14-150mm)

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